筌の口温泉は、大分自動車道久住ICから車で約20分の場所にある山間の温泉地。1728年開湯で、明治時代には開拓や牧場の創設、硫黄鉱山の創業等で賑わっていたが、現在は「旅館 新清館」が存在するのみの静かな温泉地だ。実際車で旅館近くを走っていても温泉地の雰囲気はまったくなく山の中にある普通の村ようだ。共同湯も以前は2軒あったが2012年1月頃に廃業し、現在はこちらの一軒のみ。
筌の口温泉共同温泉は新清館の隣にあり旅館の駐車場を駐車料金を払い使わせてもらう。小さな共同湯を想像していたが立派で大きな建物なのでびっくり。浴室は天井付近がガラス張りになっていて採光と緑の木々が見えて明るくていい感じ。お風呂は内湯のみで大きな浴槽が浴室をほとんど占領していて左右が洗い場になっている。しかし何と言ってもこちらはお湯が素晴らしい。緑黄土色のお湯が湯口から大量に注がれもったいない位ザバザバとオーバーフローしているではないか！新鮮なお湯は金気臭が口に入れると少しえぎみがするものの甘い。お湯の成分が浴槽や床にこびりつき、洗面器や椅子の色も変色している。浴室の雰囲気も良いしお湯も極上なのでかなり入りました。絶対に再訪して今度はゆっくり浸かりたい！

外観

筌の口温泉 共同温泉

• 大分県玖珠郡九重町田野筌の口
• TEL:0974-79-2381（くじゅう飯田高原観光案内所）
• 日帰入浴料：200円
• 日帰営業時間：24時間（水曜21〜22、土曜7〜9は清掃のため入浴不可）
• 定休日：無休
• 駐車場：約3台（新清館駐車場利用200円）


• 訪問日：2014年5月1日／日帰り