薬師湯

お気に入り度/★★★★

九重連山・桶蓋山の標高1000mに位置する筋湯温泉は、開湯が958年、温泉地として開かれたのが1658年と歴史があり、九重温泉郷で最も大きな温泉地。明治30年、昭和24年と2回の火事で温泉街の殆どが消失したが見事に復興し現在は約30軒の旅館ホテル点在する。
筋湯温泉には4つの共同浴場があり「薬師湯」はその一つで、近くにある「岩ん湯」と日替わりで男女交代制になっている。この日は「薬師湯」が女性専用日で、案内板に従い細い路地の奥へ進むと「薬師湯」がひっそり佇んでました。黒色の木造で渋くて情緒のある建物だ。受付は無人で料金箱に入浴料を入れる様になっている。入り口をあけるとすぐ浴室で、共同湯でよくみかける脱衣場と浴室が一体型になった造りだ。4畳半位のスペースの真ん中に浴槽が1つと片隅に脱衣スペースがありシャワーもカランもなく簡素。外観と同じく浴室内の壁は黒い木造とランプの明かりがとても良い雰囲気を醸し出している。お湯は無色透明で無臭。しばらく誰も入っていなかったせいか、木の床がまったく濡れてなく静かにお湯が掛け流されている。うたせ大浴場は混んでいたがこちらはずっと貸切だったので、ゆっくり落ち着いて入浴するならこちらがお勧めです。

外観

薬師湯

  • 大分県玖珠郡九重町湯坪筋湯
  • TEL:0973-73-3800(九重“夢”大吊橋観光案内所)
  • 日帰入浴料:300円
  • 日帰営業時間:7~22
  • 定休日:無休
  • 駐車場:無料の公共駐車場2ヶ所合計約100台あり

  • 訪問日:2014年5月1日/日帰り
源泉名 薬師湯
泉質 単純温泉(低張性中性高温泉) PH7.4 47.0℃ 000L/分
【源泉掛け流し】男女交替制露天風呂1

脱衣スペース

天井。ランプが良い雰囲気をだしている

 

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内湯。落ち着いた雰囲気の湯小屋