鉄輪温泉のほぼ中心にある別府市営のむし湯。鎌倉時代の1276年に創設された歴史あるむし湯で2006年夏にリニューアルしたそうだ。観光客にも人気とのことで混雑すると思い頑張って朝一に訪問するがすでに先客が数名いた！
受付で浴衣をレンタルし（Tシャツと短パンを持参なら無料）脱衣場へ入るとまず係の方から「浴室で前と後ろだけ洗ってから湯浴み着に着替えてください」との説明を受ける。浴衣に着替えると今度はむし湯に入る為の説明を受ける。むし湯に入る時間は8分〜15分?で好きな時間を選べ、時間が経つと声を掛けてくれます。
むし湯は石室で約80cm四方の小さなドアから室内に入る。室内は薄暗く約8畳の広さで、体に効きそうな薬草の強い香りと蒸気が充満していてる。天井が低いので頭をぶつけない様に腰をかがめながら入ると、床の一面に「石菖（せきしょう）」という薬草が敷きつめられてる。石菖はむし湯では鎮痛効果があるそうだ。石の枕が4つ有りので枕に合わせて寝転ぶ。横になってすぐに大量の汗が体からあふれでるが、床に沢山の石菖が敷いてあるので不思議と気持ち悪くはない。石菖の良い香りが心地良い。ダラダラと汗をかきながら8分後「時間ですよ」と声が掛かったのでむし湯より退出し、浴室へ移動。体の中から悪い物が出たっ！って感じがして気持ち良かった〜！むし湯は何となくジメっとしていて気持ち悪い印象があったがこちらは全くそういう感じがしなかった。今まで入ったむし湯の中で一番良かったので再訪したい。
今回は別府で捻挫をし、テーピングをしたままの足を浴槽から出して入浴していたので地元の方から足どうしたの？と話掛けられることが多々有り、その後浴室内で色々な話に花が咲きました。この日の午後に上人湯で一緒になった地元の方に聞いた話によると、むし湯は第4木曜の定休日に石菖を新しく入れかえるので、翌日の金曜日に入れば新鮮な石菖に会えるとのこと。替えたての石菖の香りはかなり強く、体を洗ってもまだ香りが残っているらしい。第4金曜日に入りたいな〜！！

外観。明け方に訪問

鉄輪むし湯

• 大分県別府市鉄輪上１組
• TEL:0977-67-3880
• 日帰入浴料：500円（貸浴衣210円）
• 日帰営業時間：6：30～20(最終受付19）
• 定休日：第4木曜（祝日の場合翌日）
• 駐車場：約15台（無料）


• 訪問日：2013年2月10日／日帰り