玉川温泉

お気に入り度/★★★★★

地元のマタギにより1680年に発見された東北で最も有名な本格的湯治場。PH1.05と日本で一番強酸性泉のお湯で、源泉を薄めずにうがいをすると歯のエナメル質が溶けてしまうらしい。
乳頭温泉の鶴の湯の湯船に浸かりながら話していたおばあさんから「玉川温泉はノロノロウイルスで1週間閉鎖されているよ」との情報をゲット。入湯が無理なら取りあえず地獄地帯の露天風呂や源泉の大噴を見学に行くが大雨の為見ることもできず。残念!!
【訪問日:2007年10月29日】
前回入浴できなかったので再訪!日帰り客専用の駐車場に車をとめ坂を少し下ると玉川温泉がある。広大な敷地内はいたるところから湯気が吹き出し、毎分9,000リットル自然湧出する「大噴(おおぶけ)」は単一の湧出口からの湧出量としては日本一で大量のお湯がゴボゴボと噴き出していて圧巻だ。敷地内にはいたるところから湯気がモクモク上がっていてこれまたすごい!
しばし探索した後、内湯へ移動。浴室には、源泉100%・源泉50%・ぬる湯(源泉50%)・あつ湯(源泉50%)等の浴槽が有り、最初に「源泉50%」で体を慣らしてから「源泉100%」の浴槽に入る。お湯は少し濁った透明色でかなりすっぱい味がした。しばらく浸かっていると、夏の汗で若干かぶれていた下着跡の背中が痒くなる。ポリポリと掻いていると今度は前身頃が痒くなる。たまにポリポリと掻きながら折角の強酸性なのでちと長湯を楽しむが湯上り後えらいことに!痒かったところがただれて膿んでいるではないか!どうやら湯ただれしてしまったらしい!あまりにも酷かったので帰阪後に医者へ行く。トホホ。
こちらと同じ位の強酸性の鹿児島「硫黄島/東温泉」や、Ph1.4の大分「塚原温泉/火口乃泉」に長時間入っても平気だったのに、恐るべし玉川温泉!!
玉川温泉は放射能を有しラジウム温泉でガンや難病に効くと言われて真剣に湯治で来られている方が多いらしい。放射線治療を受けたであろう若い子を見かけたり、お風呂に浸かっている時に3人の年配の方と話したが「ガンになってから定期的に長期で滞在しているのよ」と言われていた。湯治に来ている皆さんの体が良くなって欲しいと真に願う。
【訪問日:2012年8月16日】

 

玉川温泉

  • 秋田県仙北市田沢湖玉川
  • TEL:0187-58-3000
  • 日帰入浴料:600円
  • 日帰営業時間:7~20
  • 定休日:無休
  • 駐車場:約80台(無料)
  • 訪問日:2007年10月29日、2012年8月16日/日帰り

湧出口「大噴(おおぶけ)」

源泉名 大噴(おおぶき)
泉質 酸性-含二酸化炭素・鉄(Ⅱ)・アルミニウム-塩化物泉 (低張性酸性高温泉) PH1.05 98℃ 1200L/分
【源泉掛け流し(源泉浴槽有、加水有)】男女別内湯・露天風呂各1、混浴露天風呂1、貸切家族風呂1/内湯:混浴1、男女別各1、露天風呂:混浴1、女1、

翌日の昼から営業再開。タイトなスケジュールの為断念(2007/10/29)

 

 

湯の花採取

敷地内のあちこちから湯気がモクモク

有名な岩盤浴。遠くから見る。

湯小屋

洗い場

 

浴室