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宇奈月温泉からガタゴトとトロッコ電車に揺られて約25分「黒薙駅」下車。ホームの反対側にある階段を上り、起伏の激しい山道を20分ほど歩くと黒薙温泉の一軒宿「黒薙温泉旅館」に到着する。舗装はされていないものの整備はされているがとんでもない山道で、途中温泉師匠が枯れ枝を間違えてヘビを踏んづけてしまい大騒ぎ〜。
こちらの温泉は、1645年発見1868年開湯の宇奈月温泉で一番古い温泉で、宇奈月温泉のお湯は全てこちらからの引き湯を使用している。母屋の受付で入浴料を払い、川沿いを上流に100m程歩いたところにある混浴露天風呂「源泉(いずみ)」へ。広さ28畳敷の大型露天風呂だが、浴槽周りを囲んでいる石や岩が高いのでお湯に浸かっていると川が眺められないのと浴槽がタイル敷きなのでちと情緒に欠けるのが残念。お湯は無色透明で無味無臭。青い空と深い緑に囲まれてのんびりお湯に浸かっていると、顔の周りをブンブンと飛ぶ虫が…。あっ、これが噂の「オロロ」!オロロとは夏の清流にいる血を吸うアブの一種で、噛まれると1ヶ月も痒みが続くらしい。地元の人の話だと、普通のアブは人にとまって一呼吸してから吸血するが、オロロはとまったとたん吸血するのでやっかいだとのこと。顔のまわりや首のまわりをブンブンとしつこく飛ぶので、怖くなって早々に退散!ちなみに温泉師匠は脱衣所の中にいたオロロに背中をかまれしばらく痒々だったらしい。
混浴露天風呂ではゆっくりできなかったので、女性用の露天風呂「天女の湯」へ。こちらは旅館下流の高台にあり景観がとてもよく、こじんまりしていて良い感じ。オロロもいなかったのでゆっくり浸かることができました♪

   
 

黒薙温泉旅館
◆富山県黒部市宇奈月町黒薙
◆TEL:
0765-62-1802
◆日帰入浴料:大人500円、小人250円
営業時間:9:00〜19:00(4月下旬〜11月下旬 )
定休日:冬季休業
駐車場:なし。車では行けない。

◆訪問日:2010年8月22日/日帰り

鐘釣駅のホームの反対側の階段を登る どんどん登って行くと鉄橋が小さく見える 露天風呂の周辺
露天風呂。オロロが現れたので早々に退散! 露天風呂の上に男女別の脱衣所 道中から撮影した女性用露天風呂
脱衣所

女性用の露天風呂。5畳程の広さだが、眼下の渓谷が見えて良い感じ。オロロがいなかったので安心♪

吊り橋があるが渡ることはできない。
   
オーバーフローしたお湯が川にバンバン流されていく    
源泉名  黒薙温泉
泉質  弱アルカリ性単純泉 97.2度 PH0 湧出量:0L/min
効能  神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、
 慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復など
 【源泉掛け流し(加水有り)】 内湯:男女各1、露天:混浴1・女1

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