お気に入り度/★★★☆
信州最古の湯と言われる別所温泉。はっきりした開湯時期は不明だが、平安時代の枕草子にも登場している歴史のある温泉だ。別所温泉は「大湯」「大師湯」「石湯」3つの共同浴場を中心に栄えたらしい。
石湯は「真田幸村公隠しの湯」といわれ別所温泉の共同湯では1番人気。池波正太郎著「真田太平記」において真田幸村が「石湯」に頻繁に入湯していたという設定だが、史料上で確認されていないので真偽の程は定かではない。受付から暖簾をくぐり6・7段の階段を降りると脱衣場があり、脱衣場から階段を4段降りると浴室がある。浴室はあまり広くはないが天井が高いのであまり狭さは感じない。お湯は貝のお澄まし様に少し濁っていて湯の花?が舞っていたが浴槽内も湯口も無臭。お湯の新鮮さがあまり感じられなかった。循環濾過(塩素消毒はない)だから湯の香りがないのかな?同じ条件の大湯の湯口は卵っぽい硫黄臭がしたのだが…。
外観。左に真田太平記の作者の池波正太郎氏筆「真田幸村公隠しの湯」の票石
石湯
- 長野県上田市字別所温泉
- TEL:0268-38-5750(別所温泉財産区)
- 日帰入浴料:150円
- 日帰営業時間:6~22
- 定休日:第2・4火曜日
- 駐車場:有料駐車場有り
- 訪問日:2013年4月5日/日帰り
源泉名 | 別所温泉4号源泉 |
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泉質 | 単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉) PH8.9 50.9℃ 922L/分 |
他 | 【循環濾過(加温有、月2回の定休日の清掃時のみ塩素消毒剤使用)】男女別内湯各1 |