お気に入り度/★★★★☆ 
 

熊本の小京都といわれる城下町の人吉。人吉にはなんと源泉が約50点在し共同場も20ヵ所以上ある。開湯は不明だが1492年に湯治の記録があり、本格的に開発が始まったのは、市街地から少し離れた温泉町の旅館「翠嵐楼」の採掘に成功した明治43年からとのこと。
新温泉は路地裏にひっそりたたずむ昭和6年創業の共同湯。建物は補修をしているものの当時ままで良い感じに鄙びている。脱衣所もレトロ感ムンムンで昭和の香りがする。浴室と脱衣所の境は木枠のガラスの引き戸でこれまた良い感じ。浴室は4人入れる位のコンクリートの浴槽が2つあるのみの簡素な作り。お湯は薄い黒色のモール泉でうっすら卵臭がする良いお湯だ。今回の旅で人吉温泉の6ヶ所の立ち寄り湯に入ったが建物や風情はこちらが一番良かった。

   
 

新温泉
◆熊本県人吉市紺屋町80-2
◆0966-22-2020

◆日帰入浴料:300円
◆日帰営業時間:8〜9、13〜20
◆定休日:第1月曜
駐車場 :4台(無料)

訪問日:2010年5月7日/日帰り

内湯は2つ 湯船に浸かって撮影 湯口
 
浴室の天井は曲面 レトロな脱衣所  
     
源泉名  
泉質  アルカリ性単純温泉 42度 Ph0.0 湧出量00.0L/min
効能  胃腸病、便秘、肥満病 など
 【源泉掛け流し】内湯:男女各1

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