万座温泉は標高1800mの上信越高原国立公園内の中にあり、1日に540万リットルの豊富な湧出量で日本でいちばん硫黄含有量が多い温泉地。山の斜面に約8件の宿泊施設が点在していて、豊国館はこじんまりした古びたお宿で自炊部もあり長期滞在もできる。
館内は湯治宿の趣が強く受付付近には調味料や日持ちのする食品が陳列されていた。まずは、女性用の浴室へ。女湯は浴槽が1つのみの内湯と女性専用露天風呂がありどちらもシンプルなつくり。お湯は、薄白濁していてレモンの様な酸っぱい味がする硫黄泉。こちらは万座最古の源泉「苦湯」の湯元で全ての浴槽がなんと苦湯100%。どの浴槽でも苦湯を存分に堪能できるが、湯の表面に薄い膜がはっていて湯の花が舞っていた女性用の内湯は特に素晴らしかった！
女風呂を堪能したので次は混浴露天風呂へ。男湯の露天風呂が混浴露天風呂になり、男性は男性脱衣所から混浴風呂脱衣場を経由して混浴露天風呂へは移動することができるので、女性は混浴風呂脱衣場で着替えにくいかな…。女湯の脱衣場で湯浴み着やバスタオルを巻いてササッ廊下を移動して混浴露天風呂に移動するのが良いかも。 混浴露天風呂は、約3ｍｘ9ｍｘ1ｍの長方形の大露天風呂で浴槽の内張りは桧でできている。プールの様に大きいし深いので軽くだが思わず泳いでしまった。貸し切り状態ならほとんど人が泳いでるのでは？！開放的な露天風呂で青白濁したお湯を堪能する。万座温泉の中でもお気に入りの温泉の1つだ。

外観

豊国館

• 長野県
• TEL:群馬県吾妻郡嬬恋村大字干俣万座温泉2401
• 日帰入浴料：500円（湯めぐり手形700円を購入すると万座の各施設500円でOK、購入年内有効）
• 日帰営業時間：8～18
• 定休日：不定休（年に数日点検期間休）
• 駐車場：約40台（無料）


• 訪問日：2013年6月3日／日帰り