色々と話題になっている八ツ場ダム予定地にある川原湯温泉。源頼朝が狩りをしている最中に発見したといわれる歴史のある温泉地だ。現在川原湯温泉の共同湯は王湯と聖天様露天風呂の2つ。以前は笹湯があったがダム建設に伴い約2年前に閉鎖。聖天様露天風呂も2013年6月末に閉鎖。温泉街は上方に移転するらしいが、なんとも寂しいかぎりだ。
聖天様露天風呂で長湯しすぎ、入館時間ギリギリに訪問するが心良く迎えてもらい感謝！こちらは内湯と露天風呂が離れた場所にあるので一旦服を着て移動しないといけない。まずは内湯へ。内湯は受付すぐ横の階段を降りたところにある。ドアを開けるとすぐに脱衣場があるが、脱衣場からさらに階段をを降りるともう1つの脱衣場と内湯がある。浴室にはタイル張りの浴槽があるのみのシンプルなつくり。お湯は微濁り湯で硫黄臭の中に油臭がし湯の花も沢山舞っていて極上のお湯だ！しばし内湯のお湯を堪能した後露天風呂へ。
露天風呂は内湯のある母屋とは別棟で渡り廊下を通って移動。脱衣場のドアを開けるとすぐに畳半畳強の洗い場をはさんで露天風呂浴槽がある。塀が高くてお湯に浸つかると周りの景色がほとんど見えなくなるのが残念だが、風が流れるので露天風呂の雰囲気は楽しめるかな。お湯は内湯と同じで黄臭の中に油臭がする極上のお湯。ザバザバと湯船から掛け流されるお湯を見ながらお湯に浸かり幸せだ〜。こちらはいつまで営業するのだろう？奇祭「ゆかけ祭り」はどうなるのかな？

外観。王湯の家紋は、源氏の家紋「ササリンドウ」

王湯

• 群馬県吾妻郡長野原町川原湯温泉290
• TEL:0279-83-2960
• 日帰入浴料：300円
• 日帰営業時間：10～17:30(18閉館）
• 定休日：1月1日・20日
• 駐車場：約5台（無料）


• 訪問日：2013年4月1日／日帰り