伊香保温泉は温泉発見時期ははっきりわからないものの、戦国時代には現在の温泉街が形成されていた歴史のある温泉街。伊香保温泉の石段街を全て登り、数分程歩きお宿に到着。が、玄関は小さく誰もいない。どうやらこちらは裏口だったようだ。専用駐車場から自家用ケーブルカーに乗って到着する側がフロントやロビーのある正面玄関になるらしい。
創業約120年の歴史のあるお宿だが館内は新しく綺麗で明るい。浴室は窓が大きく緑の木々と陽射し注がれて明るくて良い感じ。伊香保温泉のお湯と言えば「黄金の湯」が有名だが、こちらは無色透明で無味・塩素臭有り。循環濾過しているのでお湯の色が透明になったのかな？と思い温泉成分表を見ると、源泉名「西沢の湯」、温泉の泉質「温泉法第2条の温泉に該当（メタけい酸含有）になっている？あれれ？共同湯のお湯と違うし、この泉質は何？
帰宅後調べて見るとわかりました！伊香保温泉の源泉「黄金の湯」は利用権や供給量の問題でお湯を引けない宿があるらしく、源泉の不足を補うため1996年に「白銀の湯（西沢の湯）」発掘されたが、湯温が低く温泉特有の成分が非常に少ないので温泉かどうか疑問視されているとのこと。だから泉質が書かれていなかったのね。納得。
実はこちらをお宿には温泉目的ではなく、ケーブルカーに乗る為に訪問。全国のケーブルカーの数は、鉄道事業法によるものが21基、鉄道事業法によらないものが6基有る。全国制覇する予定で、こちらは鉄道事業法によらないものの1基。お風呂上りにフロントの方にお願いをしてわざわざケーブルカーに往復乗車させてもらった。面倒くさいことお願いしてすみません。ありがとうございます！

外観

景風流の宿 かのうや

• 群馬県渋川市伊香保町伊香保591
• TEL:.0279-72-2662
• 日帰入浴料：1000円（タオル付・2時間）
• 日帰営業時間：11:30～13:50
• 定休日：無休
• 駐車場：約80台（無料）


• 訪問日：2013年6月4日／日帰り