自家源泉を持つお宿が点在している土湯峠温泉郷にある一軒宿。入り口付近に座っていた話し好きで明るいご主人がお出迎えしてくれました。外観は真っ赤な屋根で温泉宿には見えないが館内は鄙びた感じの昔ながらの湯治宿だ。
こちらのお宿は、名前の通りの赤色の温泉と白濁した温泉の源泉を持ち一度に違ったお湯を楽しめる。まずは館内にある内湯の赤湯へ。浴室へ入るとモアモアとした湯気と一緒に金気臭して、見事な黄土褐色のお湯が浴槽からオーバーフローしている。お湯に浸かるとさらに強い金気臭＋土っぽい匂いがする。こんな濃い単純泉は初めてだ。う〜ん、すごいお湯だ。以前の女湯はもう少し狭かったらしいが、震災で傷んでしまったのでリニューアルして広くなったらし。
内湯を堪能したあと露天風呂へ。露天風呂は母屋と離れていて、好山荘の駐車場入り口横のある。 こちらはオープンなつくりで、手作りの大きなドラム缶の脱衣所がある。普段お湯の色は薄白濁色らしいが、この日は大雨だったので濃いグレーだった。匂いは強い硫黄臭がすると思いきや微かに硫黄臭がする程度だった。これも雨の影響かな？濃い2種類の温泉につかるとおができて幸せ。

外観

好山荘

• 福島県福島市土湯温泉町鷲倉山1
• TEL:0242-64-3217
• 日帰入浴料：500円
• 日帰営業時間：10～15
• 定休日：無休（11月～4月下旬冬期休業）
• 駐車場：約50台（無料）


• 訪問日：2012年5月4日／日帰り