お気に入り度/★★★★☆
酸ヶ湯は、標高約900メートルの場所にありながら三百年も昔から開かれていた八甲田山中の温泉(一軒宿)。湯治客や八甲田登山の帰りに立ち寄る登山客、紅葉の名所「城ヶ倉大橋」に寄った帰りの一般客や観光バスの団体さん等も訪れていて、平日の夕方なのにお風呂は超混み混みだった。
こちらは、総ヒバ造りの千人風呂が有名。体育館のような大きな大浴場だが情緒ムンムン。脱衣場は男女別で中は混浴。浴室は大きな浴槽が2つ「熱の湯」、「四分六分の湯」と「打たせ湯」「冷の湯」がある。「熱の湯」と「四分六分の湯」は源泉が異なり、「四分六分の湯」は源泉が熱いので加水しているが、熱の湯より湯温が高く、「熱の湯」は源泉そのままだが名前とは反対にぬるいらしい。「熱の湯」と「打たせ湯」は男性側にあり入ることができず。残念!
脱衣場から階段を下り1番奧にある「四分六分の湯」の手前まで木のついたてがあり浴室はほぼ男女別に区切られている。「四分六分の湯」の浴槽の中央半分に目印があり、そこで男女が区切られていた。もちろん水着は禁止なのでタオルで隠しながらお湯に浸かる。お湯が白濁しているので浸かってしまえばもう大丈夫。白濁したお湯はすっぱい感じのする硫黄臭がプンプンしていて良い香だ。PH1.9とすごい酸性のお湯だがあまりピリピリした感じはしなかった。女性は年輩の方が多いと思いきや、老若共々10名弱は入浴していた。一緒に来た女性を待っているであろう男性が男女境界線付近をじっと見ているのはいいのだが、あきらかに好奇心で見ている親父や不自然に10分以上も凝視していた若い男もいた。
旅館部の男女別内湯「玉の湯」にも入るがこちらも混み混み。小さな浴槽だが白濁したお湯と濃い硫黄臭が心地良い。酸ヶ湯を訪れた2週間後の11月半ばにはもうすでに積雪が80cm。東北の冬の訪れは早いな。
【訪問日:2007年10月27日】
久々に訪問。この日は女性専用時間に訪問し、前回入れなかった「熱の湯」に入る。あ~幸せ。
【訪問日:2012年8月15日】
3度目の訪問。湯浴みぎを着て入浴。ピリピりする強酸性の硫黄泉は最高。
【訪問日:2016年5月3日】
外観
酢ヶ湯温泉
- 青森県青森市八甲田山1
- TEL:017-738-6400
- 日帰入浴料:600円(「千人風呂」か「玉の湯(男女別内湯)」のどちからのみ)
- 日帰営業時間:7:00~17:30(8~9、20~は女性専用時間)
- 定休日:無休
- 駐車場:約150台(無料)
- 訪問日:2007年10月27日、2012年8月15日/日帰り
源泉名 | 酸ケ湯温泉(熱の湯) |
---|---|
泉質 | 酸性・含二酸化炭素・鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸・塩化物泉(低張性酸性高温泉) PH1.9 52.3℃ 110L/分 |
他 | 【源泉掛け流し(浴槽により加温有)】男女別内湯各1、混浴内湯1 |